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夏のご挨拶

  • 執筆者の写真: yuhei ueno
    yuhei ueno
  • 2023年8月18日
  • 読了時間: 2分

「残暑お見舞い申し上げます。」

夏休みに入り、小学3年の娘が宿題で夏のご挨拶状を作成していました。

「なんでまだまだ暑いのに、8月8日からは暑中お見舞いから残暑お見舞いに変わるの?」

と聞かれましたが。

「立秋を過ぎると日が短くなって、段々秋になっていくのよ。」

と答えましたが、あまり納得していない様子でした。


二酸化炭素やメタンなど地球温暖化ガスは熱をため込む性質があるため、日射量が下がっても、温度が下がりにくく、立秋が過ぎ、残暑になっても、最高気温が35℃以上の酷暑となるため、体感では年々秋を感じにくくなっています。

山梨県の30年前の夏の最高気温は、36.3℃でしたが、今年は40.2℃と、3.9℃高くなっています。観測史上初めて同じ日に6地点で40℃台を観測したそうです。

さらに酷暑は世界規模で起こっており、7月の世界の平均気温が、観測史上最高になり、国連が「地球沸騰化の時代が到来した」と警鐘を鳴らしています。


私が子供のころは公園などで日中でも虫取りや鬼ごっこをしたものですが、今の子供たちは外で遊ぶのは危険と注意され、かわいそうにも思います。


暑さ対策としてはやはり、クーラーですが、クーラーの入った室内でいても、脱水になることはあるため、患者様にも「いつもよりコップ2杯は多めに飲んでください」とお願いしています。

あとは「散歩であれば、ショッピングモールの中を歩くのがおすすめですよ。」とお伝えしていましたが、「ショッピングモールに行くまでの車や道路が暑い。それまでに熱中症になる。」と言われたことがあります。

ショッピングモールで展示されている服が秋物になっているのを見ると秋を感じることがでるのでおすすめでしたが、それ以来、日没後や早朝など涼しい時間帯に散歩することをおすすめしています。


「暑いですね」とある患者様に言うと、「暑い暑いと言われるともっと暑くなるから言わないで」と言われたこともあります。

感じ方や対処の仕方は人、それぞれですが、皆様、地球沸騰化時代の残暑は酷暑が続きます。何卒ご自愛くださいませ。




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