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下痢になってしまったら・・・

近、季節の変わり目だからでしょうか、下痢の症状を訴える患者さんが増えています。

下痢には突然起こる”急性下痢”となかなか治らず再発を繰り返す”慢性下痢”の2つの種類があります。今、薬局にいらっしゃる患者さんのほとんどが”急性下痢”の方です。”急性下痢”とは暴飲暴食、寝冷え、特定の食品に対するアレルギー反応、精神的なストレスなどが原因で突然の腹痛が起き、下痢になる、「非感染性下痢」とo-157やサルモネラ菌、風邪などの感染が原因で腹痛や発熱、吐き気、嘔吐を伴う下痢の「感染性下痢」にわけられます。下痢のとき、注意してほしいのは脱水症状です。とくに子供やお年寄りは脱水症状を起こしやすく、全身の症状が悪化するケースがあるため、こまめに水分をとるように心がけてください。水分補給に適する飲み物は湯冷ましや麦茶、スポーツ飲料です。ただし、一気に飲むと、下痢が悪化する恐れがあるため、少しの量で飲む回数を増やすように飲んでください。また、ジュース類や炭酸飲料などは下痢を悪化させる成分が含まれている可能性があるため避けましょう。よく患者さんに下痢のときに食事は何をとったらいいか?と聞かれます。どうしても食事がとれないときは1~2日でしたら、水分を十分に補給していれば無理に食事をしなくても大丈夫です。食べられるようになったら、消化・吸収のよいおかゆなどをゆっくり少量ずつ食べてください。にんじんやほうれん草などの緑黄色野菜はビタミンやミネラルが豊富なので柔らかく煮たり、スープにして食べるといいでしょう。反対に避けたほうがいいのは、脂っぽい料理、糖分を多く含む料理やお菓子などです。腸管に負担をかけるので避けましょう。また香辛料の効いた料理や食物繊維を多く含む生野菜などは腸のぜんどう運動を活発にして症状を悪化させるので止めましょう。これから暑い夏がやってきます。夏場は冷たいものの摂りすぎや寝冷え、夏風邪で下痢が起きやすい時期のため注意しましょう!


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