私の住んでいる峡東地域には、桃やぶどうなどの果物を作っている家が多くあります。
知り合いのぶどう農家さんに頼まれて、今年初めて手伝いに行った話を友人から聞いたので少し紹介したいと思います。
友人が最初に手伝ったのが房作りというぶどうの茎についた余分な花芽を取る作業だそうです。
品種によって違いはあるそうですが、新しく伸びたぶどうの茎には20~30㎝ほどの花芽がつきます。
それを先端から3㎝程度残して余分な部分を切り取ります。
その残した花芽が実になって大きくなると、今度は摘粒(粒抜き)という作業を行うそうです。
粒の数を減らして一粒が大きくなるように、粒同士がぶつからないように空間を作ります。
こうする事で、粒が大きくなった時にきれいなぶどうの房になるそうです。
実際に手入れの話を聞いたのは初めてだったので、一房、一粒を大切に形よく大きく育つようにとするために色々と作業があるのだと思いました。
食べるときは一瞬ですが、そのために多くの手間と時間をかけて作られていることを、話を聞いたことで改めて実感しました。
私たちが口にするものはどれも手間がかかっていることを忘れずに、これからも無駄にしないように大切にいただきたいと思います。

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